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「日本名物大阪文楽座人形画集」  長谷川小信画  昭和3年

03人形浄瑠璃文楽は、日本を代表する伝統芸能の一つで、太夫・三味線・人形が一体となった総合芸術です。その成立ちは江戸時代初期にさかのぼります。竹本義太夫の義太夫節と近松門左衛門の作品により、人形浄瑠璃は大人気を得て全盛期を迎えました。幕末、淡路の植村文楽軒が大阪ではじめた一座が最も有力で中心的な存在となり、やがて「文楽」が人形浄瑠璃の代名詞となり今日に至っています。本画集は戦前期大阪で活躍した長谷川小信が人形画30図・舞台図10図描いた木版画集で色鮮やかな保存状態のよい画集です。