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「川上音二郎 欧米漫遊記」金尾文淵堂書店 明治34(1901)

02川上音二郎は福岡県出身の「オッペケペー節」で一世を風靡した興行師、また「新派劇の父」と称される新派劇の創始者であり、「浮世亭○○」と名乗った上方落語家でもあります。明治24(1891)年に大阪・堺で一座を旗揚げし、東京でも大人気を博しました。この本は、明治32(1899)年に女優で妻の貞奴ら一座とともに欧米を巡業、大好評を得た時の日記仕立てにした漫遊記です。巻末に「戯曲 洋行中の悲劇」を掲載しています。巻頭の音二郎、貞奴の写真や舞台写真も大変珍しい資料です。