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「子規居士十五週忌記念画帖」 大正6(1917)頃

01明治35(1902)年に没した俳人・正岡子規の十五周忌に友人や弟子たちが作成した画帖です。中村不折・河東碧梧桐・高浜虚子・内藤鳴雪・吉野左衛門・下村為山の6名が描いた肉筆の絵や句と、生前子規が根岸庵で描いた写生画8枚と中村不折の絵2枚の複製(計10枚で「根岸十景」)合計16枚の貼込になっています。序文・奥付などはなく、何部発行されたかはわかりません。子規門下の双璧と言われながら、子規没後、自由律の碧梧桐と五七五調の写生重視に徹した虚子が対立しましたが、この本では共演をしています。