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「第五回内国勧業博覧会 写真帖」  明治36(1903)

大阪市街区分新図(片岡賢三編 銅版彩色刷 明治24年)内国勧業博覧会は、明治10(1877)年に大久保利通の提唱によって始まりました。第五回内国博覧会は明治36(1903)年に大阪・天王寺と第二会場の堺で開催されました。内国勧業博覧会史上、最後にして最大の博覧会と言われています。500万人以上が訪れたと言われるこの博覧会によって、大阪は莫大な経済効果を受け、「大大阪時代」へと突入していくのです。本書はその博覧会のパビリオン及び風景写真集です。博覧会の夜景なども収録され、当時の雰囲気がわかる好書と言えます。これ以後、日本で本格的な博覧会が行われるのは、昭和45(1970)年の万国博覧会まで待たねばなりません。